投資をしていると「株価ってどうして上がったり下がったりするの?」と思う瞬間があります。実は株価の動きは、数学でも経済学でもよく例えられるように「振り子(ふりこ)」にとても似ています。
今回は、株価が“振り子のように揺れながら進む”理由を、初心者にも分かりやすく解説します。

アルカちゃん
振り子って、右に行きすぎたら左に戻るよね? 株価も「上がりすぎたら戻り、下がりすぎたら戻る」っていう特性があるんだよ!

つっこみさん
SNSで煽られて飛びつくと、まさに“振り子の端っこ”を掴むことになるから注意ね!

本音さん
わかる…高値掴みって、ほんとメンタルに刺さるのよ…
🔍 株価が“振り子”のように動く理由
株価は「需要」と「供給」で決まります。
しかし市場は常に理性的ではなく、投資家の感情が大きく影響します。
振り子と株価の共通点
- 行きすぎる(上がりすぎ・下がりすぎ)
- やがて中心へ戻ろうとする(適正価格に戻る)
- でも完全に中心に留まらない(揺れ続ける)
これを投資の世界では「平均回帰(ミーンリバージョン)」と呼びます。
📈 振り子の動き × 投資戦略
振り子のように動くことを前提にすると、短期の値動きに振り回されず、長期で冷静な投資判断ができます。
| 振り子の位置 | 株価の状態 | 投資判断の例 |
|---|---|---|
| 右に振れすぎ | 過熱・上がりすぎ・好材料出尽くし | 無理に買わない/利益確定も視野 |
| 左に振れすぎ | 売られすぎ・恐怖で投げ売り | 長期投資家は積み増しチャンス |
| 中心付近 | 妥当な株価・市場が落ち着いている | 淡々と積立/ルール通り投資 |

アルカちゃん
暴落って怖いけど、振り子で考えると“行きすぎた反動”だから、長期投資ではむしろチャンスなんだよ!

つっこみさん
逆にSNSで話題になってる銘柄は“振り子が限界まで右に行ってる状態”のことが多いよね!
💡 高配当株投資にどう役立つ?
高配当株も振り子の影響を受けます。例えば:
- 決算が悪い → 過度に売られる → 実は割安でチャンス
- 配当維持で安心感 → 多くの投資家が買い → 一時的に株価が上がりすぎる
だから高配当株投資では、
「安い時に拾い、高い時は追わない」
これがとても大事になります。
🧭 結論:株価の“振り子”を味方にしよう
株価は常に揺れ動きます。
しかしその揺れは「異常」ではなく、むしろ「当たり前の動き」。
振り子のように上下を繰り返すことを知っておくと、
- 暴落で焦らない
- 高値掴みを避けられる
- 淡々と積み立てが続く
長期投資の成功確率は、これだけで大きく上がります。

本音さん
振り子って考えると、値動きにビビりすぎなくて済むね…!
※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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